1992年 53分 8ミリフィルム/脚本・監督 池田真也/出演 板垣俊也 高原一樹 荒井緑 池田真也/助監督 植竹博
浪人時代に感じていたことをベースに、ありのままの「僕」をストレート(すぎるぐらい)にぶつけた。観た人の中には嫌悪感を覚える人もいるだろうし、自分としても編集とか撮影とかセリフとか目を覆いたくなる箇所が多々あるが、それでも作品に「力」は宿っているのではないだろうか。ものつくりとはこういうものなのだと、この作品でなんとなくつかめたような気がする。いまでもこの作品が自分のベースになっている。
ユキヒロが受験をやめると告げるシークエンスは愛知県の実家近くで撮影した。青春18きっぷで主演の二人と助監督の植竹の4人で東京から名古屋までの東海道線はやたら長かった。